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禁煙セラピーから禁煙外来まで01わたしの現在の状況は、禁煙外来をあと2回で卒業。うち薬の処方は2週間分の1回。つまり残り3週間。
今のところうまく行っていますが、55日目で実は猛烈に、信じられないほど吸いたくなり、卒業してもそういう日が絶対来るんだな、という覚悟になりました。
そのときはこれを読もうと思います。

ほんとうは禁煙のことなんて、超個人的なことだし、記事にするかも迷ったのですが、ここまで頑張った自分を応援する意味でも記録を残そうと思います。
■禁煙外来1回目。
★禁煙は8日目からでいいですよ
なんと、チャンピックスという薬には「慣らし期間」があるのです。1日目は1回だけ。そこから7日間は徐々に薬を増やしていき、8日目で本番の量になります。この日が2度目の禁煙外来で、わたしはそこで1週間分の薬がまた処方されました。
ネットで検索すると、小冊子のような箱で一気に3ヶ月分処方される病院もあるようですが、わたしのところはマメに通ってくる目的もあるのか、最初の1ヶ月は、1週間ごとの通院なのです。仕事もしてるのでちょっときつかったですが、上司は応援してくれました。
初日。少し胸焼け。だが煙草は吸える。
2日目から4日目。時々思い切り胸焼け。それより何より眠い!
5日目から7日目。あろうことか薬にすっかり慣れてしまい、吐き気も煙草のまずさもなく、なんと毎日きっちり20本吸いきる毎日だった。
ところが事件は起こったのです。
7日目の昼買った煙草、それは最後のつもりだったが、なんと夕方の時点で17本も残っていた。忙しくて、吸う暇がなかったのです。
数本なら捨てられるが17本も。とてもとても捨てられない。わたしは思いました。どうせ一生吸わないかもしれないんだから、心残りなく吸おう!
そして8日目の禁煙外来。
「今日も2本吸っちゃったんですけど」
と、白状すると、主治医が立ち上がって言った。
「え!!どうするんですか?もうあきらめます?」
わたしはそのリアクションにおどろきました。
え!?そんなに驚くこと!!?
みんな吸っちゃったりしないわけ!!!?
女医である主治医は怒るというより動揺していました。
「一応頑張るつもりですけど」
すると主治医は
「そうなのね、じゃあ続けていいか今ナースと相談してきます」
と言い、10秒後に別人のように落ち着いて戻ってきて
「じゃあ隣のナースに話して。薬は処方しますから、よく話を聞いてくださいね」
と、言いました。
わたしは「わたしはここで続けられるかな」と、不安になりながら、ナースのもとに行くと、ナースは呼吸の中の二酸化炭素濃度を計測してくれながら
「やっぱりね、自然に吸えなくなるわけじゃないの。ちょっとだけ頑張らなくっちゃね」
と、笑顔で言いました。
そのときわたしは禁煙外来に来て初めて、本当に禁煙する決意を固めました。
ただしやっぱり今残ってる煙草を今日中に吸いきってからね!!
禁煙セラピーから禁煙外来まで03につづく。
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